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カワハギへの道 ~その1~

アサリの解剖

カワハギ攻略のカギとなるエサのアサリ。
カワハギへの道は、まずアサリを知ることから始まります。

先ずは購入です。

真っ先に向かったのは的場のヤオコー。

しかし仕事を終えてお店に行ったのが既に夜の7時だったこともあり、アサリは売り切れ。

ベルクにも見当たらず。

仕方なく笠幡のオザムに向かいました。


ありました!アサリ。

グラム98円です。なかなか安い。のか?

熊本産です。

IMG_6305c_20150121085206cd1.jpg


この後知ったことですが、アサリの相場というものは様々で、安い時はグラム100円以下でありますが、高い時は168円くらいするみたいです。

船宿で買っても150円くらいはするみたいなので、100円以下ですと安いみたいです。


ただし、値段だけに釣られてはいけません。

仕入れからの鮮度、また型の良さ(大きさ)、型のばらつきなどによっても値段が違うようです。

カワハギの餌に使うアサリは出来れば小ぶりのものが良く、大きいものは好ましくありません。

針が小さく、大きなエサは針にかかる前に食われてしまうからです。

カワハギはエサ取り名人です。

針がかりを良くするためには、エサは出来るだけ小さくした方が良いようです。


スーパーで小さなアサリを買うことは難しいかも知れませんが、やはり鮮度は良いに越したことはないでしょう。

安いアサリは鮮度が悪いものがあり、ほとんど死んでいるようなアサリもあります。

安くて鮮度が良くて小ぶりのアサリを求めることは、実は簡単なことではないようです。


今回は初めてのアサリ購入ですので、とりあえずこのオザムのアサリで勉強してみることにします。




ネットでアサリの解剖を調べます。

図解とにらめっこしながらオペレーションを始めます。

IMG_6429b_2015012108215210a.jpg



アサリ 開腹術 貝腹術


始めます!


お願いします!



メス!



アサリは写真のように長い辺(A)と短い辺(B)があります。

二枚貝には前後があり、写真で下が前、上が後ろになります。

IMG_6431c.jpg


ヘラは前から、辺の短いほう、この写真では下から入れるのが良いようです。

ヘラはアサリ剥きの専用のものがあります。メスなど刃物は危ないので、専用のヘラでないといけません。

刃物を使うと必ず手を切ります。

アサリがC型やHIVだったら大変です。


バターナイフでも可能ですが、厚みがあるのでやりにくいです。
(実際やってみました。難しいです。)


まず、ヘラを下から入れ、上(手前側)の殻に沿わせて、二か所の貝柱(前閉殻筋、後閉殻筋)を切ります。

靭帯を壊し、殻を開けます。


アドソン!


このように開け、靭帯側を上にすると、右側に入水管と出水管が見えます。

アサリの後ろ側、貝がやや尖った方になります。

IMG_6387c.jpg

手前側にあるのが入水管で、上が出水管です。

入水管の方がやや太いようです。

IMG_6390c.jpg


ビラビラがあります。通称「ヒモ」。これが外套(とう)膜です。

IMG_6394c.jpg

外套膜は海の中では殻の間から少し出ていますが、この外套膜が殻を作り、殻を成長、貝を大きくさせます。




挿管!




入水管からチューブを入れてみました。

IMG_6412c.jpg


チューブの先端が見えます。

入水管から入った海水は、そのまま貝の中に入るようになっています。



通常「べろ」と言われているのが足です。

「べろ」のように見えますが、足なのですよね。移動する足です。


足の両側にエラがあります。

IMG_6426c.jpg


写真のように、上下に、エラが二枚ずつあります。

IMG_6407c.jpg


入水管から入った海水は、このエラに導かれ、アサリは呼吸をします。

IMG_6394d.jpg



また餌を足の横にある「しん弁」で餌とゴミとを選り分け、餌を「しん弁」の根元にある口に運びます。

「しん」は唇です。唇弁と書きます。


口の大きさは1mmほどですが、良く見ると観察出来ます。

IMG_6401c.jpg


生きた貝の淵に白っぽい、糸状の糞のようなものが見えることがあるかと思いますが、それは糞ではなく、しん弁で選り分けられたゴミなのです。


IMG_6399c.jpg

胴体のところに少し黒ずんで見えるところがあります。

肝と言われますが、ここは実は胃、消化管であり、黒ずんで見えるのは食物が入っているからです。


この胃の先に腸管があり、腸管は写真の右側の肛門へとつながっています。

肛門の横には出水管があり、糞を外に排出させるようになっています。


面白いのは、この腸管の肛門側、大腸(直腸?)に相当する部分に心臓があるのですが、腸管が心臓を貫通しているのです。

どうして心臓を腸が貫通しているのか判りませんが、面白いですね。



少しデフォルメしていますが、絵で説明します。

アサリ図c
<オペ記録>

口から胃、腸、肛門までの解剖が解るかと思います。

アサリの消化管なんて、今まで気付いたことも、考えたこともありませんでした。

ましてや、心臓を腸が貫通しているなんて。

こんなこと、外科医のN村先生や、S島先生も知らないと思います。



出水管の根元には筋肉の膜があります。

入水管と出水管の口には細かい毛のようなものが生えており、その動きで水流を作るようですが、おそらく出水管からの海水の排出は出水管の根元にある袋状の筋肉も関係するのではないかと思います。
出水管の奥には非常に薄い膜があり、入水管側とは隔たれています。出水管の奥はこの膜を取り除かないと見えません。
入水管のほうにはこの筋肉の膜が無く、ただの直管となっており、入って来た海水はエラの方に真直ぐ流れるようになっています。

出水管はこの袋状の膜を収縮させて海水を排出することで、貝の内側を陰圧にし、入水管から海水が入るようになっているのかも知れません。
(このへんはいいかげんな推測なので、アサリの勉強でここにたどり着いた方は信用しないで下さいね。笑)


入水管から新鮮な海水と餌を取りこみ、エラで呼吸をし、しん弁で餌を選り分け、食べ、入水管の中に便が混じらないように出水管から勢いよく海水を排出する。見事な生命のダイナミズムがこの小さな世界にあります。



感動します。



なんだか餌に使うのが可哀そうになって来ました。 ^_^;



IMG_6427b.jpg

むき身です。


これだけむくのに小一時間かかりました。

初心者が釣りの直前にむくのは避けた方がベターです。



このむき身は、ある「秘密の粉」を使って〆ました。


その秘密の粉とは?



(つづく) のか?



by. H


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Author:川越市医師会釣り部
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